tockun’s poem

実体験及び妄想系のポエムを綴ってます。

2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

お守り

財布の片隅にある 小さなお守り 君からあの日貰った 小さなお守り 私と同じように 大切に持っていてね 確かそう言ったよね 君が居ない今 財布の片隅にある このお守りだけは 唯一君と 繋がった証 今も大切にしているよ 僕の左に君は居ないけど 僕の財布と僕…

紙飛行機に乗せて

僕の想い 君に届くように オレンジ色の折り紙で 紙飛行機を造り 空へ飛ばす 折り紙の裏に 君への想いを乗せ 君が棲む 街の方向へ飛ばす 見上げるとそこに 東西の空を低く結ぶ 白い白い飛行機雲 この想い届くかな この想い届け 僕の想いはまるで 儚く消える飛…

くも

ぼくときみは おそらにうかぶ しろいくも ふんわりわたがし しろいくも おひさまとは だいのなかよし よくきみに しっとされるけど ぼくはきみのこと ほんとにだいすき ずっとだいすき きょうははーとのかたちで きみのまえに あらわれよう きみはなんのかた…

愛ゆえに

君と出逢い 毎日一緒にいて 心も身体も満たされていた 離れることなんて 考えてもいなかった 僕は君を 愛し過ぎた 君は本当に 魅力的な女性(ひと) 僕の愛は 君を喰み 君を蝕んだ 僕は君を 傷つけることでしか 愛せなくなっていた 君が僕を拒否るなら 僕は…

好きと嫌い

君はお洒落を好む 蛋白を好む そして麦酒を好む 君は割り箸を嫌う 糖質を嫌う そして珈琲を嫌う 二人で共有するものは 愛 君は僕を好む 僕は君を好む いつもいつも 僕は君を好む 僕は君が大好き ランキング参加中ポエム・誌グループ ランキング参加中言葉を…

十六夜-izayoi-

僕の心は満たされた 君と出会うことで 月は満ち満月となった 今迄の僕に 何が足りなかったのか 常に不思議だった 運命は君だった 僕はそう思いたかった そして満月のように 満たされた僕は もっともっと 君の心を求める もっともっとと 君の身体を求める 満…

終わりの始まり

君と僕が始まったあの日から 二人は運命と信じ 夢中で愛し合った 逢瀬を重ねる度 二人は真実を求める 君の右手と僕の左手 絡め合う度 君の唇と僕の唇 重ね合う度 君の背中と僕の背中 抱きしめ合う度 二人の愛は より深まってゆく でもこの時の 二人はまだ知…

初恋のように

夏の夜に君と出会った 君の瞳を見つめた瞬間 僕の恋は始まった 今まで培った経験と たくさんあった恋の心は 君のための物だと気付く その気持ちは まだ学ランに身を包む あの頃の頭に描いた 甘酸っぱい記憶と 何処か似ていた 山々が紅く萌える頃には 恋は愛…

始まりの日は

君と初めて飲みに出た日 あの日は雪が深々と降る 寒い夜だった 君は僕の棲むところへ来ると 二人肩を並べ 小さなおでん屋へと入る もうほろ酔いだった僕に 君は追い付こうと 冷えた日本酒を指差す 会話は弾み いつしか帰ることを忘れ 初めて朝を二人で迎える…

二十六夜待ち

今宵は二十六夜 やがて登る月を 拝み待つ丑三つ時 闇夜が訪れる前の 僅かな明るみに 仏様の姿を探す 我を救い給え 我が魂を救い給え 君を忘れられない この心を 閉ざされたこの心を 命の叫びを お聞き願い給え そして救い給え 決して報われることのない この…

硝子の仮面

君が着けている その仮面は 偽物の証 覗けば君の表情が 透けて見える まるで硝子の仮面 それを君はいつまでも 着けているのか 僕にはわかるよ いくら顔を隠そうとしても 君の真実の顔が 哀しければ泣けばいい 笑いたければ笑えばいい なぜ君は ポーカーフェ…

君から離れた理由

君から離れた理由 君と一緒に居ると 君の足を引っ張ってしまうから 君と一緒に居ると 君の時間を奪ってしまうから 君と一緒に居ると 君の自由を束縛してしまうから 君と一緒に居ると 君の笑顔を見たくなってしまうから 君と一緒に居ると 君を愛し過ぎてしま…

抗えない

抗えない運命 僕は君を依代と決めた 君は安心して還る場所 僕の運命は抗えない 今扉は拓かれた 君へと還る僕は 君に帰順したも斉しい 君は僕の依代 いつも一緒だよ もう離れないでね 僕に帰順した君は 抗えない運命を受け入れ 静かに優しく佇む 傀儡化した君…

「今夜は月が綺麗ですね」 このことばの返し方を 君が聞いてきた 「ありがとうございますでいいよ」 僕が答える 死んでもいいわなんて 答えたらイケナイ それは相手を受け入れることになるから 夜の世界に身を置く君は 随分口説かれるみたいだね 僕は想う 君…

雨は嫌い 思い出も音も すべてを洗い流すから 雨は嫌い 記憶も写真も すべてを消し去るから 雨は嫌い 僕の行動力を すべて奪い去るから 雨は嫌い 君との過去を すべて思い出させるから 雨は嫌い 君との相合傘を 今も憶えて離れないから 雨は嫌い 君が雨を嫌…

彼方に

目的もなく ただ一人 車を走らせる 君と聴いた曲が BGMで流れ 何処までも続く この細い道を ひたすら走り続ける 何処へ行こう 何処まで行こう 続く道を 何処まで走り続けよう 彷徨う心と リンクしたこの車は 彼方に向かって 走り続ける 僕の心を あの日に 置…

ある日の夏の午後

君は今日も 空を見上げている 雲を指差し あれは綿菓子と 無邪気に笑う 空を見よう 空を見上げよう あの雲も 何かに見えるはず 君は振り返り また白い雲を指差す これはドーナッツ 戯けて魅せる 満面の笑みの君を そっと後ろから抱きしめる 僕の腕にそっと …

陽は昇らない

沈み行く太陽 やがて訪れる 闇の世界が 僕の心を誘う また暗い夜が来るのか 闇に紛れ 僕の心は落ちてゆく 君が居ない世界は 月のない闇夜と同じ ただ違うのは 闇夜がいつまでも続く そんな予感がすること 僕はどこまでも落ちてゆくのか 今は差し延べられた手…

往け!君へ

温んだ風は春色 微かに甘く香る髪が靡き 僕の胸は踊る 空は霞み 黄色やピンク色の花が 賑やかに揺れる 隣に居る君なのに 僕の想いは届かない 春の風に乗って この想い 君へ往け! ランキング参加中ポエム・誌グループ ランキング参加中言葉を紡ぐ人たち ラン…

宝物

君に出会えてありがとう 君と付き合えてありがとう 君と共有した時間は かけがえのない大切な物 君と見た夢や 君と見た景色は いつまでも宝物 一緒に居た時間は ほんの僅かだったけど 今でも心の中で 輝いている この宝物をいつまでも抱え 僕は生きてゆこう …

「ひさしぶり」

君と出会ったのは とてもとても暑い 夏の日だった 初めましてしたとき 僕の胸は撃ち抜かれた 「ひさしぶり」 初めてなのに こんな言葉が頭を掠めた 手を握り 言葉を交わし やっと君と出会えたと 心から確信した 君はずっと探し求めていた ずっとずっと昔から…

記憶の隅に

初めましてで会った君は ちょっと懐かしい感じ そう言えば高校生の頃 付き合っていた彼女に どこか似ている あの頃は 手さえ握れずに 別れてしまった オレ蒼かったなぁ 今じゃその日のうちに 繋がっちゃうのに あの頃の彼女 今でも元気かな 記憶の隅から 懐…

支えよう

僕の中の君は 笑顔も所作も美しい 心も姿も美しい 気が利く 気が付く 心も身体も 相性の良い完璧な人 でも本当は 傷付きやすく 笑顔の裏で いつも泣いている 可弱い人 僕はその 心の支えになりたい いつも傍にいたい そう望んだ しかし今は 僕の傍に君はいな…

嘗て彼女だった君へ

拝啓 お元気ですか? 君とお付き合いしていたのは 遠い遠い過去 8つ年上の君は とても綺麗で 笑顔が可愛くて 本当に大好きでした 今でもたまに 君の姿と 名前を思い出します つい先日 君の友人とお会いする 機会がありました 話は出来ませんでしたが あの眩…

君と見た空、雲 あの日のフォトグラフ 今も大切にしている 君と暮らすことを望んだ僕は 君を独占しようと思った 今までの人に そんな感情を抱いたことは なかったのに 毎日君と過ごしたね 君が我慢していることも知らずに そりゃ壊れるよね 二人の歪な関係 …

ふたり

君と僕が始まったあの日 僕たちは朝まで一緒だったね ふたり同じモノを食べ ふたり同じお酒を飲み ふたり同じ歌を歌い 気がつけばふたり同じベッドの中 ずっとずっと求め続け ふたりで初めて迎えた朝 君も僕も「帰ろう」と言えなくて 日が高くなろうと 抱き…

LINE

久しぶりの君からのLINE 開けない僕が居る 僕のこの思い 君はどこまで知っているのだろう 君は僕を元カレと思っているの? 君は僕を好きだったの? 君は僕を利用したの? 君を思えば思うほど 様々な感情が頭を過る 元カノからのLINE まだ開けない僕が居る こ…

最後の嘘

君が嫌い 君が大嫌い これからもずっと 君のことが大嫌い もう別れて2ヶ月が経つね もう君のことが大嫌い 君と過ごした時も 君と唄った歌も 君と飲んだお酒も 君と食べたサラダも 君と交わしたキスも 全てを後悔している あーもう君のことが大嫌い これから…

2月4日

君と朝まで過ごした最後の日 なかなか目覚めない君を 僕はずっと腕枕した 時々揺すって起こして そっと抱き寄せキスをしても 君はなかなか目覚めない 僕はその寝顔を見て微笑み 寝息を立てる君の髪を ずっとずっと撫でていた ずっとこのままでいよう もう帰…

キミハボク?

君と僕 僕と君 君は僕 僕は君 君が僕 僕が君 遠き遠き 遥か遠き古 君と僕は運命で繋がっていた 君を斬首したのは僕 君のため 僕のため 僕は君のため 生きると決めた 君は僕のため 死ぬると決めた 今世では離れないと 決めたはずなのに‥ 君は僕の首を取る? …