君と僕が始まったあの日
僕たちは朝まで一緒だったね
ふたり同じモノを食べ
ふたり同じお酒を飲み
ふたり同じ歌を歌い
気がつけばふたり同じベッドの中
ずっとずっと求め続け
ふたりで初めて迎えた朝
君も僕も「帰ろう」と言えなくて
日が高くなろうと
抱き合うことをやめられない
帰る場所がある僕から
「送るよ」絞り出た言葉
ようやくふたりは
現実に帰ってゆく
雪道で手をつなぎ
別れを惜しみながら
あの日は静かに過ぎていった
あの日のふたり
今はもう別々のふたり
想いは一つなのに