季節は冬
外は今日も氷点下
白く染まる街には
荒ぶ吹雪のせいで
処々に大きな吹き溜まり
まだまだ降り続く雪は
季節が永遠に変わらないと
念わせてしまう
温みが欲しい
僕の冷えた心を
唯一暖めることが出来る
温みが欲しい
あの抱きしめた時の
僕の内から湧き出る
愛する感情が欲しい
だが季節が動かない限り
僕に温もりは湧かない
他には要らない
春を迎えるため
君が壊れるほど抱き締め
君から溢れて止まらない
この雪が溶け
直ぐに春が訪れる程の
温もりが欲しい