tockun’s poem

実体験及び妄想系のポエムを綴ってます。

蟄居

部屋の片隅に

置き去りの手袋

いつからそこに

いるのだろう

君の面影を浮かべ

楽しかったあの頃を

追い続ける

君の居ない部屋は

もう夏を迎えようと

している筈なのに

時はずっと

止まったまま

君がいなくなった

あの日から

何も変わらない

ただ一つ

虚無だけが駆け巡る

僕はあの日からずっと

蠢くことも出来ず

ここに取り残されたまま